魚ノ川

うおのかわ


20150608初

20160817胡

【沿革】

 南路志に「魚之川村枝村承応年中(1652-1654)郷士の新開発也。」

 長宗我部地検帳では、魚ノ川村の区分はなく、地内の字名から比定されるホノギで確認すると「下久礼地村」の段にその記録がある。

 明治22年(1889)4月1日、明治の大合併により、高岡郡床鍋村、影野村、奥呉地村、魚川村、下呉地村、替坂本村、六反地村、仁井田村、小向村、中ノ越村、富岡村、平串村の12か村が合併し「仁井田村」が発足し、魚川村は大字となった。

 昭和30年(1955)1月5日、高岡郡仁井田村は、 窪川町・松葉川村・東又村・ 興津村と 合併し新設「窪川町」となった。

 平成18年(2006)3月20日、高岡郡窪川町と幡多郡大正町・十和村が合併し新設「高岡郡四万十町」となる。

 地区内は、一つの行政区で、班・組編成は行っていない。

 

【地誌】

 旧窪川町の北東部。仁井田川の支流奥呉地川中流の谷間地域。国の天然記念物仁井田のヒロハチシャノキがある。県道323号作屋影野停車場線が通る。大本神社がある。

(写真は1975年11月撮影国土地理院の空中写真。写真中央部、奥呉地川の中流域が魚ノ川地区)

 

【地名の由来】

 

 


地内の字・ホノギ等の地名

【字】(あいうえお順)

 揚虜木薮、新井ノ上、庵ノ川、井ノ上、井山、岩ノ本、ウツゲヤブ、ウバガフトコロ、梅ノ木、貝福山、貝足谷、隠谷、嘉升谷、上井ノシリ、上ミ道山、川久保、官ノ屋式、具足谷、下松、下リ山、具福山、栗ケサコ、黒竹薮、見小野、寿谷、苣ノ木、小槙屋式、権右エ門屋敷、ゴンタ山、坂ノ谷、坂本、笹野川、笹野山、シノベヤブ、朱々谷、神屋敷、外宮、チシャノキ、茶ノ木添、茶引渕、藤次郎谷、西井ノ本、仁良ケ谷、古畑、程野口、保トノ山、堀換、松ケ平、松ケ平山、松ノ本、三十城、見福山、山ノ神谷、山ノ神山、両井の上、両井ノ本【56】

※字マスターでは「見小野(けんおの)」であるが、ホノギに「ミコノヲ」とあることから「みこの」と読み比定できないか。

 

(字一覧整理NO.順 魚ノ川p88~90)

 1笹野川、2笹野山、3新井ノ上、4山ノ神山、5藤次郎谷、6茶引渕、7苣ノ木、8坂本、9上井ノシリ、10堀換、11 揚虜木薮、12小槙屋式、13朱々谷、14梅ノ木、15程野口、16川久保、17松ケ平、18黒竹薮、19寿谷、20寿キ谷(再掲)、21神屋敷、22古畑、23両井上、24岩ノ本、25見小野、26松ノ本、27三十城、28権右エ門屋敷、29庵ノ川、30外宮、31茶ノ木添、32具足谷、33シノベヤブ、34下リ山、35仁良ケ谷、36官ノ屋式、37ウバガフトコロ、38坂ノ谷、39嘉升谷、40栗ケサコ、41西井ノ本、42ゴンタ山、43松ケ平山、44ウツゲヤブ、45チシャノキ、46上ミ道山、47山ノ神谷、48隠谷、49井山、50保トノ山、51見福山、53下松、54揚虜木薮(再掲)、55神屋敷(再掲)、56井ノ上、57ウバガフトコロ(再掲)、58両井ノ本、59チシャノキ(再掲)、60貝福山、61貝足谷、62両井の上(再掲)、63貝福山、64権右エ門屋敷(再掲)、65ニラガ谷(再掲)

※「51見福山(ミフクヤマ)」、「60貝福山(カイフクヤマ)」、「63具福山(グフクヤマ)」とある。

 

 

【ホノギ】

 ▼下久礼地村(高岡郡久礼分地検帳之事p651~653/検地日:天正16年2月25日) 

 下久礼地向イアリ、ゴンダノコエ、藤二良北ノ子、ミコノヲ、井ノヲモテ、ミソシロソト宮、ヒカゲ、内宮、三月テン、小大夫地

 

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504魚ノ川・集成図.pdf
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503魚の川旧全図.pdf
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504魚ノ川字名一覧表.pdf
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長宗我部地検帳の検地当時には、魚の川村はなく、「ゴンダ(ゴンタ山)」、「藤二郎(藤次郎谷)」、「ミコノヲ(見小野)」、「ミソシロ(三十城)」、「ソト宮(外宮)」が記録されている下久礼地分を記載した。


【山名】

 

【谷川】

 

【瀬・渕】

 

 

【ため池】(四万十町ため池台帳)

槇木川池

 

【屋号】

 

【神社】 詳しくは →地名データブック→高知県神社明細帳

大本神社/10おおもとじんじゃ/鎮座地:貝福山 ※村社

(旧:杉本神社)/11すぎもとじんじゃ/鎮座地:保トノ山

 


現地踏査の記録


地名の疑問


出典・資史料

■長宗我部地検帳(1588天正16年:佐々木馬吉著「天正の窪川Ⅱ」)

 長宗我部地検帳当時には村としての位置づけはなく、魚ノ川地区の字名から比定されるであろうホノギを確認すると「下久礼地村」の段にその記録がある。(※編集子)

 

【魚の川の分】

・神社

 大本神社村社/字外宮鎮座)/合祀:疫神社、白皇神社、竈戸神社、山津見神社

水神社

 杉本神社無格社/字ホドノ山鎮座)

 寺社の記録はないがホノギ「三月テン」に牛頭天王新田とある。

 

■州郡志(1704)

下呉地として、下久礼地村と下久禮地村の2カ所にわたり記載されている。

 下久礼地村(p256)の四至は、東南限大路西限山北限笹野山縦横十町其土黒雑砂

 山川は、山柢之山、魚之川

 寺社は、権現社とある。

この段は、四至の記述から魚ノ川の部分と思われる。 

 

■郷村帳(1743)

記載なし

 

■南路志(1813文化10年)

147下久禮地村 の項に、 

魚之川村 枝村 承応年中郷士の新開発也。

 

■ゼンリン社(2013平成25年)

p19:魚ノ川、奥呉地川、県道作屋影野停車場線、魚の川橋、大本神社、松ノ平Ю、奥魚ノ川Ю

 

■国土地理院・電子国土Web(http://maps.gsi.go.jp/#12/33.215138/133.022633/)

 魚ノ川、笹の越隧道、仁井田のヒロハチシャノキ

 

■基準点成果等閲覧サービス(http://sokuseikagis1.gsi.go.jp/index.aspx)

無し

 

■四万十町橋梁台帳

魚の川橋(魚の川/魚の川字梅ノ本750) ※字マスターは「梅ノ木」?。河川名は「奥呉地川」では?

大元橋(魚の川/魚の川字シノベヤブ379-2)

笹野川橋(奥呉地川/魚の川字笹野川6)

無名橋(奥呉地川/魚ノ川字松ヶ平221-1)

 

■四万十町広報誌(平成24年4月号) 

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ぶら〜り散策0504【魚ノ川】20120401.pdf
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ぶら〜り散策0504【魚ノ川】20180701.pdf
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