よくある地名の語源 「よ」

 

よこうす(横臼)【十川地区の集落】                

 「よこ(横)」は、①水平方向に長いものの形容②一点を基準として水平方向③左右に曲がっている者の形容④あるものの側面。脇。傍ら。そば⑤南北の方向に対し東西の方向をいう⑥大なるものに対し小(横丁)など地形地名(地名用語語源辞典)

 「うす(臼・薄)」は、①浅い意か。古語のウス(薄)にはアサ(浅)と類似する意味がある②臼形の地形③オス(押)の転訛で崩壊地名④ウ(接頭語)・ス(洲)という地名か(地名用語語源辞典)

 十川地区の白井川中流域に横臼集落があるが、東から西に流れる白井川右岸に家屋が点在する細長い集落である。また、梼原町四万川区中の川に横臼という字がある。愛媛県西予市野村町の大野ヶ原・姫草の南面直下(梼原側)に等高線が緩くなった東西に長い小平地がある。高知でのヨコウス(横臼)は「東西に長い小平地」と理解したい。

よこおぎ(横尾木)【十和】

 

よこまくら(横枕)【横枕(下呉地)、ヨコマクラ(床鍋のホノギ)】

 開墾地の地割をするときに幹線と平行して区画をするが、後に残った不整形な土地が横に長い形状をしているので横枕というようになった。その他、横田、横野、横畠、ヨコサコなど。東又地域の黒石には外枕・外枕がある。

よし(芳)【】

 

よつみちとうげ(四道峠)【道徳△中土佐町上ノ加江】                

(20160320現在)


ちめい

■語源


■四万十町の採取地


■四万十町外のサイノウの採取地