香美の奥山


歌人・吉井勇の愛した猪野々の奥山は韮生の霊山でもある

神賀山物語・大星山

ダウンロード
神賀の峯に大山祇神社が鎮座する。
毎年11月1日、氏子総出の祭りが行われ、法螺貝の先達を先頭に武者装束、天狗面、槍、刀、薙刀、鉄砲組に棒使い、碁盤振り(子ども)、御輿、神職とつづき、その後烏毛、熊毛、獅子うま、御幣持ちの列が組まれ、最後は馬数頭というおなばれの行列。
御旅所に向かう太鼓を打つ音が峰を越え、山峡にこだまして遠くへ伝わったという。
(2021.11.1 No116)
森下絵地図39202香美市・神賀山物語(No116-20211101).pdf
PDFファイル 1.7 MB

【紹介された地名・地物】

 

 香美市香北町猪野々、神賀林道、神賀林道広場、もり石、神賀神社、桧石、神賀山(1071m)、ワスレ石、夫婦岩、倉谷権現、中津山(中都山:1439m)、奥神賀神社、奥神賀山(1443m)、豊永峠、豊永往還、大星山(1432m)

耳切、六地蔵、

 


ダウンロード
大星山(1432)のタオを越える豊永往還。そこに銅を採掘していた跡が二つあったという。
大星山は、別名大越山ともいわれる。「星」は越の転訛であるとともに、鉱業、山の修験に関わる地名である。
黒曜石の有名な原産地は「星糞峠」
空海が開眼したところは「最御崎(ほつ)」
空海は星を胎内にとりこみ悟りを開いた。その地が室戸岬であり「最御(ほつ)」崎寺であった。この「ほつ」が星でであることは各地に刻まれた「星」地名がものがたっている。
四国辺地をまわる山林斗藪の修行者は、ときに鉱業技師であり、方位を決める測量技師であったという。(編集子)
(2021.11.01 Np117)
森下絵地図39202香美市・大星山(No117-20211101).pdf
PDFファイル 1.7 MB

 

【主な紹介された地名・地物】

香美市香北町猪野々、柚ノ木林道、柚ノ木山、轟の滝、大星山(1432m)、西大星山(1429m)、豊永往還、オモ谷、猪野々林道、猪野々山、お馬弥山、中津山(中都山:1439m) 、住友共電の鉄塔巡視路