よくある地名の語源 「ね」

(20170321初)

ねき・ねぎ(根木・子ギ)【根木ノ尾山(折合)、根木ノ川(仁井田)、子キノサコ(上岡)、根ギノタニ(大道)、子ギノ原(地吉)、子キワラ(戸川)】

 高知県方言辞典では「①そば、傍、側②道路の山手の方③一区画の畠④峰に対して山の鞍部(なかくぼみになっている所)」とある。

 類似した地名に「根小屋」がある。根小屋は中世の地方豪族の城砦の麓に成立した集落で、下級武士、名子、下人など隷属百姓が集住した形態から「根小屋」の名称となった(民俗地名語彙)。根古屋、根古山、根木屋、猫谷、猫山がなどあるが高知にあるとは書いていない。ただ、大道の字に「根ギノタニ」があるが「根木屋ノ谷」の転訛かもしれない。

 また、川沿いのゴロゴロとした岩の多い小地域の呼称に「根来(ねごろ)」地名がある。ゴロは五郎・強羅と同じ地形地名である。根は先述の根小屋と同じように麓の意味だろう。根来(ねご)がネギに転訛したのかもしれない。

【高知県分布】香美市物部町根木屋、香美市香北町大根木、高知市春野根木谷山

 


ちめい

■語源


■四万十町の採取地


■四万十町外のサイノウの採取地